連休初日。抜けるような青い空。
絶好の行楽日和となった。
ブログの中でも幾度となく伝えているが、
森林整備を進めるためには、森林所有者の理解が欠かせない。
森林組合の取り組みを伝えるため、地区説明会を開催した。
今回の目的は、
森林経営計画制度についての理解。
該当所有者の森林を事前に調査させていただ事。
森林経営計画の樹立に向け、所有者との委託契約を締結する事だ。
連休初日の開催としたが、
県の出先機関である恵那農林事務所山下係長様と竹内主任技術様の協力の下、
午後1時30分からと夜7時30分の、2部構成で開催をし、
沢山の方に参加いただいた。
現在の、木材価格は非常に低い。
しかし、価格が安いからと山の手入れを何もしないと、
下草が育たなくなり、地肌が見えてします。
こうなると雨が地表をながれ災害を招く事になる。
このように笹以外にも植生が多数生息する森林が好ましい。
事実かは分からないが、笹が生息出来なくなり最終植生となるのは
植栽をして48年経過するヒノキを搬出し
搬出総材積は、20m3
総売り上げは、28万程
平均単価は14,000円 (市場経費を除き)
伐採に掛かる経費を差し引きし、多少は所有者へ還元は出来たが、
もう少し、木材価格が上げればと・・・
ただ、木材価格が安いとは言え、何もしなければ
上記の写真のようになってします。
森林を育てるには長い年月が必要だ。
自分の代では利益に繋がらないかもしれない、
次世代のために、今出来る事を森林組合と一緒に考えて欲しい。
そのために、国・県から森林整備に対する、助成がなされている。
地区説明会も無事に終える事が出来た。
これから、森林経営計画の樹立に向け、現地調査を行う。
暗い話が多い林業業界だが、この澄み切った青空のように
清々しく森林所有者と笑える日が来る事を願う。