旧役場庁舎の取り壊しが始まる

早いもので、11月が終わろうとしている。

 

森林組合の事務所の隣には、旧役場庁舎があが、

その建物が来月から、ついに取り壊しとなる。

 


平成17年2月の市町村合併後も、中津川市役所の

出先機関として付知地区の行政はここで行われていた。



この建物は、昭和44年に建設されたものだ。

付知の行政施設としてこの他に、国道沿いに公民館、アートピア付知等がある。


市内各所の公共施設の耐震工事に伴い、色々と調査が行われたのだろう。

付知としては公民館を今後の行政機能の中心とするため、耐震及び大規模改修が行われる事となり、


平成23年3月には、公民館の耐震補強・大規模改修が完了し、行政機能が全て移転となった。



旧庁舎の玄関には今でも、庁舎新築落成記念碑がある。



記念碑には、明治32年11月(西暦1899年)に建設した木造の庁舎とある。

昔の資料を引っ張り出し確認してみると、



木造庁舎も70年を経過し老朽化が著しく建て替えを計画したそうだが、

記念碑を見ても分かるように、資金集めに苦労したようだ。


そして、昭和44年5月には、



取り壊し工事は、3月末まで掛かる事となる。


時代の移り変わりとはいえ、寂しい気持ちにもなる。



ついに、45年の歴史に幕が下ろされる。



防護ネットに覆われる前に最後の雄姿を見に来て欲しい。