12月が始まると同時に冬本番となった。
今朝から雪が降り始め、時より雨にはなるものの、
木々は雪化粧となってしまった。
同じ付知でも、街と比べキャンプ場施設がある地域は気温が低いため、
本谷橋には、5センチ程の積雪が・・・寒い訳だ!
昨日は、チェーンソー取扱い業務に係る 『林業巡回特別健康診断』 が実施された。
毎年、振動障害防止のため、この時期に実施され、
森林技術者にとって健康診断と同じくらいに大事な健診だ。
健診会場は、中津川市北商工会となり、
当森林組合では、特殊健診に合わせて 『安全会議』 を実施している。
これからの時期は、雪や地面の凍結により、作業環境が悪くなる。
それに、慣れが一番怖いものだ。
再度注意を促すため、くどいようだが初歩的な事を伝える。
山に積もった雪はしばらく消える事は無い。
森林の作業は、冬に限らず危険が伴うものだが、
だからと言って怪我をして良いと言うものではない。
今後も、安全パトロールを強化し、嫌がれるだろうが啓発に努めるように心に誓った。
安全会議も無事終わった。
天気が悪いため久しぶりに内業にも集中でき、思いのほか捗った。
そのため、これまで 『もやもや』 としていたモノと向き合う時間が出来た。
そもそも 山 とは負の財産なのか!?
日本は国土の半分以上を 山 が占めている。
だが、木材需給率が低い。
なぜ、山が多く自然豊かな日本が外国材に頼るのか?
森林・林業は、高性能林業機械の導入による新しい生産システムが普及して来た。
生産性の向上や安定供給体制の整備、流通の合理化によって林業が産業として成長すると見られていた。
現実はどうだろう。
長さが3m、直径が20~28cm程のヒノキ丸太が、平均15,000円で取引されている。
昭和60年頃では、現在の価格の2倍程度の水準で取引されいた。
自給できる資源があるのに、林業自体が産業として成り立たない環境にある。
チェーンソーを使い森林整備を進めるのも大事だが、それだけでは何も変わらない!
これからは、多くの人に山の事、林業の事を知ってもらう必要がある。
価値を生み出そう!
森林の価値は木材生産だけだはない。
当森林組合が30年来取り組んている、森林空間を活用したキャンプ場施設がある。
山の木々、川の流れ、気候の変化など自然に触れる。
より多くの方に、山とは?林業とは?
森林組合や林業に従事する者の活動を知ってもらう事が大事だろう。