新聞やテレビのニュースで知っている方が多いだろう。
昨夜、付知川の増水に伴い、キャンプ場宿泊者全員の避難指示が出た。
現在は川の水位も徐々に下がりつつある。
また、キャンプ場の施設やアクセス道路についても被害は何もなかった。
今日も各キャンプ場は通常営業をしている!
昨日の18時にはキャンプ場および街付近では雨は降っていなかった。
にも関わらず、市防災メールが鳴り、「大雨・洪水警報」 が発表された。
この時、同じ市内でも範囲が広いため、
「付知は降っていないし、他地域で降ってるだなぁ…」 としか思わなかった。
夕飯を食べながら、テレビのニュースを見ていると、
「中津川市加子母付近では、午後7時までの1時間に約100ミリの降水を記録」 とテロップが流れた。
それから程なくして、
「中津川市付知町付近では、7時20分までの1時間に120ミリの降水を記録」 とテロップが流れた。
携帯の雨雲レーダーを確認すると、長野との県境に発達した雨雲が流れてきている。
目の前の付知川確認すると、普段と変わらない流れで静かだ。
ちょっと嫌な予感がした。
この方角で山の中で大雨が降ると増水する事があるからだ。
午後8時ころには雨が降っていないのに、川の増水が始まった。
雨が降り始めたのはその後だ。
それからは、キャンプ場付近は雷雨となり一時激しい降りとなった。
午後8時30分には、土砂災害警戒情報が発表となった。
今回、中津川市の判断が早く、
キャンプ場は付知川沿いにあり益々増水する危険があるため、避難指示は出ていないが、
中津川市が避難を呼びかけ、付知峡にある全キャンプ場の宿泊客が一夜を明かすため、
付知B&G海洋センターに避難した。
中津川市のご尽力により、団体客の送迎を迅速に行っていただいた。
翌朝には炊き出しを準備いただき、本当に感謝申し上げます。
災害や事故が無かったので言えるかもしれない。
言い方により語弊があるかもしれないが、
今回は本当に良い経験をした。
最近は大雨のニュースが多く、他人事ではない。
自然災害は何時・何処で起こるか分からない。
また、避難訓練ではなく、実践を経験する事ができた。
この経験を活かすために、
今後どのような災害が起こりうるか
二次災害を起さないためには、どのように対処すべきか
避難経路・避難方法など
真剣に見つめ直す事が必要だ。
今回の増水により、通常の流れに戻るには時間がかかる。
絶対に近づかないようにして欲しい。
この度、ご宿泊いただきました皆様におかれましては、
非情に大変な思いをさせてしまいました。
避難誘導等なにかと落ち度があったかと思います。
心よりお詫び申し上げます。
大自然は時には牙を剥きます。
でも、自然に癒されるのも事実。
また是非、付知峡へお出かけ下さい。
お待ちしおります。