伊勢神宮の次期式年遷宮の建材として使われる御用材の伐採を始める
「斧入れ式」 が中津川市加子母の裏木曽国有林で行われました。
式は、御用材の調達を始める前の安全祈願を兼ねて行われ、
神宮の大宮司をはじめ、県内の林業関係者や地元の中学生が参加しました。
同市内外の林業者でつくる裏木曽三ッ伐り保存会が伐採手の 「杣人(そまびと)」 を務めた。
白装束に身を包んだ杣人は、樹高22メートル、胸高直径52センチの桧を
室町時代から伝わる三ッ緒伐り(みつおぎり)で、幹の三方向から斧を入れ
約40分かけて伐倒。
「大山の神、左よき横山一本練るぞぉ」 の掛け声で桧が横たわると歓声と拍手包まれ、
杣人は伐倒した桧の梢を切り株に差して山の神に感謝した。
式年遷宮は20年ごとに社殿を建て替え、ご神体を移す祭事。
ここで伐採された桧は2033年に使われる事になる。
斧入れ式を実際に見学したのは初めての事で、
三ッ伐り等の伝統技術、儀式を見られて感動を覚えた。
この技術しっかり継承し続けて欲しい。