自然を侮るな

今日より、市内の小中学校は夏休みが終わり授業が始まった。

当森林組合事務所の裏には中学校があり、賑やかになった!

 

 

普段は流れも穏やかな付知川。

この時期なると、川を目当てに遊びに見える方も多い。

 

 

台風20号が運んだ雨雲により、8月23日(木)から25日(土)の午前中まで雨が降っており、

そのため、24日の夕方には付知川もご覧のとおり増水した!

 

 

濁りはほとんど無いが流れは早い。濁りのない増資が一番危険だ!

 

管理棟では来場者に対して、

 

「増水している事。流れが速い事。石が滑りやすため近づかない事。川での事故は自己責任である事」 

 

を繰り返して伝えている。

 

それでも、「雨が止めば入れるか?」 と質問をする方がいる・・・

 

 

予約の問い合わせもそうだ、

台風通過後の施設・アクセス道の影響はどうか、川での遊びは可能かと聞かれる。

 

隠す必要はないため正直に、「川は増水しているので遊べない」 と伝えると、

「今日は無理でも、明日は遊べるか?」 と質問が返ってくる。

 

 

 

覚えておいてほしい。

 

『一度増水した川は元の流れに戻るまでには4~5日はかかる。』

(増水具合によってはもっと時間がかかる。)

 

 

 

何故?

 

自然とはそういうものだ!!

 

 

 

 

濁りのない場合の増水が一番危険だ!

 

昨日は、朝から太陽が昇り川遊びには最高の気温だが、流れはまだ早い。

来場者は普段の流れを知らないため、管理棟では引き続き、警告を促していた。

嫌な予感は当たるものだ。

 

夕方、管理棟へ立ち寄られた方と雑談していると、

「浅瀬を見つけて川遊びしていると、小さな子が上流より流れて来た。本流に入り引き上げた」 と。

 

その子の親は近くにいたかと聞くと、親らしい人は誰もいなかったと言う。

 

 

 

そんな話をしていると、

「サンダルは販売していないか?」 と青年が管理棟へ来た。

 

販売をしていない旨を伝えると、

「川で遊んでいたらサンダルが流された」

よく聞いていると自分も5m程流されたと笑いながら話すではないか!!

 

 

 

 

考えられない!!

 

川での事故は自己責任。子供の安全は親の責任だ!

普段の流れでも親は目を離してはいけない。

 

小さな子はなおさらだ!自分の意志で川に近づいたとは思えない。親のエゴだ。

 

 

 

 

 

 

自然豊かな場所でのキャンプ。

「川遊びをさせたい」 その気持ちは分かるが、危険なものは危険と判断をしっかりして欲しい。

 

たまたま、付知川での事故がないだけ。

 

自然で遊ぶ場合、事故はいつ発生してもおかしくないと自覚して欲しい。